農具のいろいろ(長物編)


だんだん日も長くなり春めいてきましたね。

堺福田農園では、梅の花が咲いています♪

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この頃の写真はまだ咲き始めでしたが、今は見頃を迎えています。

そろそろ畑の準備の時期ですね!

今回は農具について紹介していこうと思います。

クワひとつとっても色々種類がありますよね?

それぞれ、向き不向きの作業があります。

上手く使えば作業が楽になりますが、間違った使い方をすると壊れたりケガの元になります。

まず、どの農具にも言えることですが、ぐらつきや破損がないか確認してください!

思わぬ事故につながります!

農具の先が抜けて飛んでいって物を壊したりケガをさせたりする可能性があります!

共用農具は定期的に点検しておりますが、万一不備がある場合は使用せず弊社に連絡いただけると幸いです。

それでは農具ごとに説明していこうと思います。

※管理人個人の主観も入っています。またメーカーや他のサイトによっては農具の名称が一致しない場合があります。ご了承ください。

 

◎畝上げクワ

くわ

一般的なクワと言えばコレですよね!

耕したり、畝上げしたりと慣れればクワひとつあれば大抵の事は出来てしまいます。

他のクワに比べて土を削りやすいように思います。頑固な雑草もゴリゴリ削ってくれます!

 

◎家庭クワ

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こちらのクワは初心者でも扱いやすいように少し反っているのが特徴です。

反っているので畝上げの際に土を上げやすいです。オールマイティなクワです。

 

◎谷がきクワ

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クワの淵が反っているのが特徴です。

このクワは畝上げ等の土をすくい上げる作業に特化しています!

淵の反りのおかげで土がこぼれにくいので、畝上げなどに重宝します。

その反面、耕すことは少し苦手です。

特に固い土を無理に耕すと最悪の場合、金属部分が割れてしまいます。

 

◎備中クワ

備中くわ

固い土を掘り起こしたり、芋などを掘り起こすのに使います。

重さを利用して使うのがコツです。

力任せにブンブン振り回すと手からすっぽ抜けたりしてキケンです!

土の固い畑は備中クワやショベルで荒起こししてからクワで耕すのが一般的です。

 

◎窓ホー

窓ホー

草(土)を削るための道具です。

土ごと草を削り取ります。削ったら根っこ残るんじゃないの?と思う方がいらっしゃるかも知れませんが、大丈夫です。

草の生長点さえ削り取ってしまえば根が残っていても生えてきません。

※注意 決してこの農具で土を耕さないで ください! 耕すための農具ではありません! あくまで土を削るための農具です。

 

◎三角ホー

三角ホー

先ほどの物は半月型でしたが、こちらは三角形の両刃タイプ。

畝の肩部分の除草(中耕除草)に向いています。

尖った部分で蒔き溝を作ることもできます。

どちらかというと、柔らかい土に生えた草を除草するのに向いています。土の固いところの草は窓ホーのほうが向いています。

※こちらの農具でも、決して耕さないで下さい! 削る為の農具です!

 

◎レーキ

レーキ

集めたり均したりするための農具。

集めるときは爪側を、均すときは背側を使うとやり易いです。

写真のものはアメリカンレーキですね。

幅が広いので使いやすいのですが、山盛りの草や土を一度に動かそうとすると曲がる恐れがあるので注意が必要です。

 

今回は農具(長物)について説明してきましたが、上手く使えば一段と作業が楽になります。

農作業のコツは一度にたくさんするよりも、量は少なくても回数が多い方が良いそうです。何事も無理は禁物ですね。

まだ空き区画のある農園もありますので、ご興味のある方はお気軽にメールしてくださいね♪

お待ちしております!

筆者 Y・S