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記念すべき第1号農地!…ん? ジャングル?
平成20年8月下旬
地主様から“貸農園用地としてなら”ということで、
堺市西区草部にある農地をご提供いただくことになりました。
地主様の気が変わらないうちに早速現地視察。
そこは、住宅街に隣接し、農地もまばらに点在する
のどかな地域の一角でした。
地図によると、対象地は確かこのあたりのはずなんですが・・・。
“いろんな地主様から断られ続けた中、
初めてご提供いただいた待望の貸し農園用地!”
意気揚々と歩を進めてみると・・・も、もしや!
前方に木が立ってるあの土地?
まさか・・・地主様からはジャングルなんて聞いてないし・・・
農地だって聞いてるし・・・。
あの土地でないことを祈りつつ、
さらにジャングルに近づいてみました。
すると・・・
どれぐらい地図を確認したことでしょうか。
しかし、何度確認してもこの土地に間違いありませんでした。
ご覧のとおり雑草がボウボウ状態。
しかも、遠目では確認できなかった立派な木がさらに奥部に1本・・・
高さは7~8mほどはあるでしょうか?
“こんな土地、貸し農園用地として使えるの?”
“記念すべき第1号の貸し農園用地が
よりによってこんなジャングル?”
この土地に出会ったファーストインプレッションでした。
う~ん、見れば見るほどジャングル…。
先ほどまでの意気揚々とした気分が見事なまでに消え去りました。
貸し農園として使うには何からすればいい?
草刈り?木の伐採?耕耘?
その前に、そもそも畑として使える?土は畑用に使える?
様々な問題が山積し、
しかも何が問題なのかさえ分からない状況でした。
意気消沈状態。それでも写真撮影を続行。
地主様に丁重にお断りしようか
いや待て、あんな苦労を重ねてやっとご提供いただいた記念すべき貸し農園用地!
何とかできないものか・・・
いや、できるさ!できるはず!
これも神様が与えたもうた試練か?
いろんな思いが巡り、
交錯しながら現地視察第1日目が終了したのでした。