田辺大根って知っていますか? ~飴作り職人さんのなにわの伝統野菜~


朝夕が冷え込む日もあれば、気温25度を超える日もありますが、徐々に秋が深まってまいりました。

各農園では、ハクサイ、ニンジン、カブ等の秋冬野菜が大きく生長しております。

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堺向陵けやき農園」では、一風変わった野菜を育てておられる利用者様がおられます。

<問題>
下の写真、何の野菜でしょうか?

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正解は…そう、ダイコンです!

でも、普通のダイコンではありません。

田辺大根」と呼ばれるダイコンで、「なにわの伝統野菜」の1つなのです。

なにわの伝統野菜とは…??
大阪は 江戸時代「天下の台所」と呼ばれたように、古くから食文化が栄え、その食文化を支える大阪独特の野菜が多数ありました。しかし、戦後、農産物の生産性を上げるための品種改良や農地の宅地化、食生活の洋風化が進み、地域独特の歴史や伝統を有する品種が次々に店頭から消えていきました。近年、こうした伝統ある野菜を見直そうという機運が高まり、昔ながらの野菜を再び味わってもらえるよう、大阪府は、各地域の農業者が守ってきた「なにわの伝統野菜」の発掘と復活に取り組んでいます。

田辺大根とは…??
大阪市東住吉区の田辺地区の特産であった白首(しろくび) 大根。根の形は白色の円筒形で、末端が少し膨大して丸みを帯び、葉には毛(もう)じと呼ばれるトゲがない。肉質は緻密、柔軟で甘味に富む。発祥時期は江戸時代と言われており、収穫時期は11月~1月。

参考・引用:大阪府ホームページ なにわの伝統野菜 より
(http://www.pref.osaka.lg.jp/nosei/naniwanonousanbutu/dentou.html)

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こちらが、田辺大根を育てておられる利用者様です。

利用者様は、飴作り職人さんでなにわの伝統野菜を利用した飴の製造・販売をしておられます。

 

夏頃にお店にお伺いさせていた頂いた際には、下の飴が販売されていました。
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なにわの伝統野菜の「毛馬キュウリ」の飴です。

キュウリの香りがする飴で、甘塩っぱく、夏にピッタリな美味しい飴でした。

お店の情報は以下の通りです。
あめ専門店『あるへいどう』
住所:堺市堺区南三国ヶ丘町4-1-1サンハイティー102
ホームページ:https://aruheido.shop-pro.jp/

なにわの伝統野菜飴にご興味を持たれた方は、一度お店を訪れてみてはいかがでしょうか?

栽培が難しいもの、種子を入手し辛いものもありますが、皆様も「なにわの伝統野菜」に挑戦してみてはいかがでしょうか?

農園での栽培を通して、大阪の文化が見えてくるかも知れませんよ。

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